困った時の強い味方!初心者のための「JAF」徹底解説ガイド

車を運転する以上、予期せぬトラブルはつきものです。バッテリー上がり、タイヤのパンク、キーの閉じ込み(インロック)など、いつ起こるか分からない車のトラブルに、特に初心者ドライバーは大きな不安を感じるでしょう。
そんなとき、多くのドライバーにとって頼れる存在となるのが「JAF(日本自動車連盟:Japan Automobile Federation)」です。JAFは、日本のロードサービスの代名詞とも言える組織であり、そのサービス内容は保険会社のロードサービスとは一線を画します。
このコラムでは、JAFの基本的な役割から、入会する具体的なメリット、費用、そして入会前に知っておくべき注意点までを、初心者の方にも分かりやすく徹底解説します。JAFへの加入が、あなたのカーライフにどれほどの安心をもたらすかを見ていきましょう。

聞いたことあるぞ!JAF

1. JAFとは?保険会社のロードサービスとの決定的な違い

JAFは、一般社団法人として運営されている組織で、その主な目的は「交通安全の普及」「モータースポーツの振興」そして「ロードサービス」の提供です。


✅ JAFの最大の強み:「人」と「車」にかかるサービス

JAFのロードサービスが、自動車保険に付帯されているサービスと最も異なるのは、「サービス対象が人(会員)である」という点です。

項目

JAFのロードサービス

任意保険付帯のロードサービス

対象

「人(会員)」に付帯

「車(契約車両)」に付帯

車両限定

なし。レンタカー、社用車、友人の車、バイクでも利用可能。

契約車両のみが対象。(限定されることが多い)

利用回数

原則、回数制限なし。(※無料の範囲には制限あり)

年間利用回数に制限がある場合が多い。(例:年間1〜3回まで)

サービス範囲

広範囲(雪道、砂地からの引き上げ、特殊作業など)。

基本的な救援作業(バッテリー上がり、ガス欠、パンク修理など)が中心。

会員優遇

会員証提示で全国の優待施設を利用可能。

特になし。

【初心者へのアドバイス】 JAFの最大のメリットは、「自分の車でなくても、自分が運転していればサービスを受けられる」点です。レンタカーをよく利用する方や、家族の車を運転する機会が多い方にとって、これは非常に大きな安心材料となります。

2. JAFに入会する具体的な「5つのメリット」

JAFに入会することで得られるメリットは、ロードサービスだけにとどまりません。


メリット 1:無料サービス範囲の広さと質の高さ

JAFは、保険会社のサービスでは有料となるような作業も、ほとんど無料で対応してくれます。

  • バッテリー上がり: 回数制限なく無料。
  • パンク修理: スペアタイヤへの交換、またはパンク修理剤の充填が無料。
  • キー閉じ込み(インロック): 専門の技術で鍵を開けてくれる。
  • 雪道・泥道からの引き上げ: 30分以内の作業であれば無料。(保険会社の場合、作業内容によっては有料になることが多い)
  • レッカー移動:会員優遇として15kmまで無料で移動してくれます。(距離は契約内容や時期により変動することがあります)

メリット 2:車の種類や運転者を問わない

上述の通り、JAF会員であれば、車種を問わずサービスを受けられます。

  • 例: 友人の車でドライブ中にパンクした、レンタカーで旅行中にバッテリーが上がった、といった場合でも、会員証を提示すればJAFのサービスを利用できます。

メリット 3:保険会社のサービスとの「併用」

JAFと任意保険のロードサービスは、併用が可能です。

  • 賢い使い方: JAFの無料範囲(例えば、レッカー移動15km分)を超えてしまった場合、超過分を保険会社に請求できるなど、両方のメリットを最大限に活用できます。JAFのスタッフが、保険会社との連携を取ってくれる場合もあります。

メリット 4:優待施設(JAF会員証の提示)

JAF会員証を提示するだけで、全国約47,000カ所(※)の施設で優待サービスを受けられます。

  • 例: ガソリンスタンド、飲食店(ファミレスなど)、観光施設、遊園地、道の駅などでの割引や特典。特にドライブ旅行や帰省の際に役立ちます。

メリット 5:交通安全への貢献と情報提供

JAFは交通安全のための啓発活動を行っており、会報誌などを通じて交通安全や車のメンテナンスに関する役立つ情報を提供してくれます。

3. JAF入会にかかる「費用」と支払い方法

JAFの入会費用は、入会金と年会費で構成されています。


✅ 入会金と年会費(個人会員の場合)

項目

費用

備考

入会金

2,000円

初回のみ

年会費

4,000円

毎年発生

初年度合計

6,000円

  • 家族会員: 家族も同時に申し込むと、2人目以降は入会金が免除され、年会費も割安(例:2,000円)になる制度があります。
  • 支払い方法: クレジットカード決済、口座振替、コンビニエンスストア払いなどがあります。

✅ 法人会員とその他

自家用車だけでなく、営業車や社用車が多い企業向けの「法人会員」制度や、クレジットカード会社との提携による優待制度などもあります。

4. JAFに入会する際の「注意点とデメリット」

JAFはメリットが多いサービスですが、以下の点に注意が必要です。


⚠️ 注意点 1:入会直後のサービス利用制限

  • 即日利用不可: JAFに入会を申し込んだその場でロードサービスを利用することはできません。入会手続きが完了し、会員資格が有効になるまで、通常は数日〜数週間かかります。
  • 緊急時の対応: 運転中にトラブルが発生してから入会を申し込んでも、その場でのサービスは受けられません。必ずトラブルが起こる前に入会を済ませておきましょう


⚠️ 注意点 2:費用は「固定費」として毎年発生する

  • 毎年支払い: 任意保険のロードサービスは保険料に含まれていますが、JAFは独立したサービスであるため、毎年必ず年会費(4,000円)が発生します。
  • コストバランス: ほとんど車に乗らない方や、ご自身の車しか運転せず、保険会社のロードサービスで十分と感じる方にとっては、追加の固定費となる点に注意が必要です。


⚠️ 注意点 3:トラブル時の「混雑」

  • JAFは非常に信頼されていますが、年末年始やお盆、大雪など、トラブルが集中する時期には、出動要請が多くなり、到着までに時間がかかる場合があります。これは保険会社含め、どのロードサービスでも共通の課題です。

5. まとめ:JAFは「安心を買う」ための投資

JAFへの入会は、車を運転するすべての人にとって、「安心を買う」ための有効な投資と言えます。

  1. サービスの強力さ: 自分の車でなくても利用でき、無料サービス範囲が広いというメリットは計り知れません。
  2. 併用効果: 任意保険と併用することで、費用面・サービス面で最大の安心を得られます。

特に、運転経験が浅く、車のトラブルに対処することに不安を感じる初心者ドライバーの方にとって、JAFは最高の安全ネットとなるでしょう。これらの情報を参考に、JAFへの入会を検討し、安心してカーライフを楽しんでください。

  • Writing: のるウェイ! 編集部

    「のるウェイ」は、KINTOが運営する“クルマに詳しくない人”のためのWEBマガジン。編集部では、カーライフにまつわるモヤモヤやハテナを、初心者目線でていねいに掘り下げ、共感と発見のある読みものとして発信している。 コンテンツは、運転未経験からスタートする成長ストーリーや、教習所・ドライブ体験レポート、さらにはVTuberとのコラボ企画など多彩。ときには最新のコネクティッドカー技術もやさしく解説しながら、「運転って意外とおもしろいかも?」と思えるきっかけを届けている。 “気になる”から始まるカーライフの入口をつくるべく、編集部ではジャンルにとらわれず、等身大の視点でクルマと人との関係性を日々再発見している。

入っているとすごい安心だね。

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